達人の心得其の二 おくすりの内容を確認するべし。 | |||||||||||||||
達人の心得其の二 次に、おくすりを貰ったら本当に『いつものおくすり』なのかをよく確認してください。
お年寄りの多くは慢性疾患を持っていて『いつものやつ』で通るおくすりがあるようです。
また、『いつもは2種類を飲んでいたのに、今日はひとつしか出ていない』とか、『いつもの湿布、毎月来ているのにお医者様はすぐに忘れる』なんてことも良くあります。
おくすりを飲んで様子はどうなのか、変わったことは無いのか、風邪気味だとか、腰が痛いとか、お医者様の専門以外のおくすりも貰っているのなら、いつもの湿布をいただきたいとか、目薬も忘れずにください、とか、必要なことはこちらからきちんとお医者様に伝えたほうが良さそうですね。
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達人の心得其の三 いつ、いくつ飲むのかを確認するべし。 | |||||||||||||||
達人の心得其の三 おくすりをもらったらどんな効果のおくすりか、いつ、いくつ飲むのか確認しましょう。 風邪を引いたり、階段から転げたりしたときのおくすりは『いつものヤツ』ってわけにはいきません。風邪薬や痛み止めがいつものヤツですむようならそれはそれで心配です。
おくすりの飲み方はおくすりの袋に書いてあります。でも、結構これが不親切でわかりづらいんですね。
おくすりは1日に必要な量が決まっています。また、飲んだおくすりは体の中で代謝されて多くはおしっことして体の外に排泄されますが、つまり、おくすりは飲んでから代謝され体から出るまでの時間だけ効果があることになります。 多くの薬は8〜12時間ぐらいで効果が弱くなってしまいます。
今、ごく一般的な人は1日に3回の食事を取ります。食事を忘れちゃう人はあんまりいませんから、ご飯を食べたらおくすりを飲むってことも忘れにくくなります。 飲み忘れにくいのが食後の服用なので、朝とか夕とかの食後に飲む場合が一番多いようです。
多くのおくすりは食事とは関係なく朝、昼、夕と時間を決めて飲むほうが良いようですが、食事の後に飲むことは胃への負担も少ない、飲み忘れなくって良い。ということですね。
でも、おくすりによっては食事をした後だと飲んでも吸収の悪い場合があったり、食べたものによってはおくすりの働きを阻害されてしまう場合もあります。
また、糖尿病のおくすりで食べたものから糖分を吸収して血液中の血糖値が急に上がるのを防ぐおくすりは食べ物よりも先に胃に入る必要があり、効き目が早いので、必ず食直前に飲むように指示される場合があります。
さて、先ほどのおくすりの袋の話に戻りますが、おくすりの達人としてはこの辺のことを良く考えて、おくすりの服用時点と回数を、そして実際におくすりの袋に入っているおくすりを確認してください。
おくすりの達人の心得の其の三は『おくすりを貰ったら、飲む時間や回数などを確認し、必要な数だけおくすりがあるのかを確認するべし』です。
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