薬剤師って何する人? |
薬剤師の最も代表的な業務は調剤です。「調剤」の定義としては、大正6年3月19日の大審院(現在の最高裁判所に相当)判決で
「一定ノ処方ニ従ヒテ一種以上ノ薬品ヲ配合シ若クハ一種ノ薬品ヲ使用シテ特定ノ分量ニ従ヒ特定ノ用途ニ適合スル如ク特定人ノ特定ノ疾病ニ対スル薬剤ヲ調製スルコト」とされています。 また、処方医にも必要な情報を提供することが求められるようになってきており、こうした業務を遂行するに当たって、薬に関する最新情報の収集と整理も重要な業務となっています。
また、最近では、病院勤務薬剤師の場合、薬剤部門内での調剤業務に加えて、医師が適切な投与量を判断するために、投与している薬の成分について血液中の濃度を測定したり、医師や他の医療スタッフと供に入院患者の病床に赴き、薬剤師が直接患者に、使用している薬についての服薬指導や注射薬の管理などを行う臨床活動も活発になっています。
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薬剤師の職種と動向 |
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薬剤師になるには |
薬学教育協議会が薬学系大学卒業者の進路について調べた結果によると、平成11年3月の卒業生8,421人中、就職63.9%、非就職36.1%なっています。
なお、非就職者の内約65.8%は大学院への進学者で占められています。就職した人の就業先をみると、薬局29%、病院・診療所22.4%、製薬企業13.9%などとなっています。ここ数年は病院・診療所及び製薬企業への就職が減少し、薬局への就業が大幅に伸びています。
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薬剤師の歩みと展望 |
病院勤務薬剤師の業務は入院患者に重点を移し、外来患者の薬は院外処方せんの発行に切り替えられる傾向が今後も続くと見込まれることや、本格的な高齢社会の到来を迎えて、地域社会の中での薬局薬剤師の業務として、処方せん調剤を通じた医療の分野だけではなく、保健、福祉、介護の分野までをも担当することが期待されていることから、薬局に従事する薬剤師の需要は更に増大しています。
今後とも、高齢化社会の到来の中で薬の適正使用への貢献を中心とした役割が薬剤師に求められています
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薬剤師関係問い合わせ先 |
社団法人日本薬剤師会ホームページより
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東京都北区管理センター Tel 03-3914-5171 |